統計・プログラミングを体験してみよう!
パソコンに慣れていなくても大丈夫です!
この講座ではプログラミングがどんなものかを学んでもらい、
簡単なコマンド操作(コンピューターへの指令を出すこと)から初めていきます。
普段パソコンを使わない高校生にもわかりやすく進めていきます。
もし途中で内容が分からなくなったり、質問がある場合には、
講師以外にもティーチングアシスタントのサポートも付きますので
安心して参加していただけます。
また、生物学や統計学の分野でよく使用されている
「R言語」というものを使って授業を進めていきますので、
C言語などを使ったことがある高校生も初めての体験ができるかもしれません。
今回の講座では内容を少し変更して行う予定です。
こちらで用意した植物の材料を使用する予定でしたが、
オンライン開催のため、各家庭にあるもので代用することを検討しています。
準備するものについては参加者に事前に連絡させていただきます。
まずは生きた植物を使って
データをとってみよう!
本講座では、2つのテーマとも
"ミヤコグサ"というマメ科の植物を使います。
春に写真のような黄色の花を咲かせる植物で、
皆さんの身近にも生えているかもしれません。
日本中に広く分布しており、
産地ごとに異なる特徴が多数見られます。
テーマ① 2つのグループの違いを比べよう!
テーマ①では「2つのグループに差があるか」を題材に、
植物の特徴に注目して統計検定を行います。
例えば写真の2種のモミジは、パッと見たところ大きさに違いがあるように見えます。これを科学的に示そうとするときに「何となく違って見えるだけ」ではなく、「客観的に違っている」ことを示すのが重要です。
この場合、客観的に評価する手段として統計が使われます。
講座中は日本の違う場所に由来するミヤコグサを用意しますので、色々な特徴に注目して、図を描いたり統計検定をしてみましょう!
テーマ② 2つの変数は関連している?
テーマ②では「2つの変数が関係を持っているか」を題材に、植物の2つの特徴に注目して統計検定を行います。
例えば、「足が大きいと身長が伸びる」という話を聞いたことはありませんか?聞いたことはなくても感じたことはあるでしょうか?実際に、足の大きさと身長の2つの変数には関連があるのかどうか、こちらもテーマ①と同様に「客観的に評価する」ことが大切です。
この場合にも統計検定を使って、関連しているかや、関連の強さを客観的に示すことができます。
講座中は、複数のミヤコグサを使って、2つの特徴のデータを取り、それらが関連しているかや関連の強さについて、図を描いたり統計検定をしてみましょう!
生きた生物に手で触れて、特徴や違いを感じてください!
どちらのテーマでも、植物のデータは実際に皆さんに測ってもらいますので、
ぜひ目で見て触って生きた生物の特徴やその違いを感じてください。
統計についても講座の中で解説を行いますが、
まずはコンピューターに指令を出して、動作をさせることを目標にしますので、
数学や統計が苦手でも受講する上では特に問題ありません。
それから、統計検定の他に「散布図」や「箱ひげ図」などの
基本的な図の描画にも挑戦してもらいます。
図を描くときには、オプションで色や形を変えるなど
データに適した、もしくは自分の好きな図を描画することができるので、
ぜひオリジナリティのある図を作ってみましょう!
講師: 若林智美 特任助教(生物学)
専門は進化生物学で、植物の環境適応をテーマに研究をしています。
私は高校の頃から生物に興味があり、大学でも生物を専攻しました。卒業研究で初めてプログラミングを使った統計検定を体験し、生物の分野でもプログラミングの知識の必要性を感じました。大学院ではさらにプログラミングの知識が必要となり、もっと早い段階で統計やプログラミングに出会えていたらと感じたのがこの講座を開講したきっかけです。
皆さんが生きた植物のデータを使って統計やプログラミングを体験し、新しい発見や広い視野を持つことを期待しています。